海外経験ゼロでも仕事が忙しくても英語は1年でマスターできる 三木 雄信


タイトルの通り、ビジネスマン向けの英語習得のための本と捉えていいです。
実際に著者が実践して成功したメソッドを包み隠さず紹介してくれています。
この分野は類書は多いがとりわけ内容が秀逸でした。

著者が入社したソフトバンクで、孫社長がどうのこうのという導入部はあまり意味がないのでご愛嬌ですが、肝心のメソッドについてはしっかりと書かれていて好感がもてます。
英語関連のハウツー本といえば「これだけでOK」とか「短時間で」とか、何かと簡便さを強調して、内実は何を言っているのかサッパリ不明なものが多いのですが、この本の言う「1年でマスターできる」は決してキャッチコピーではなく偽りのない事実であることが読み進めていけば理解できるはずです。
結局、人目を惹くようなタイトルと掴みどころのないフワッとした内容でお茶を濁すタイプの英語習得本と違い、「1日3時間、年間1000時間の勉強を絶対にやる覚悟が必要である」など、厳しさを正直に伝えるからこそ読者に響くのだと思います。
読後には「通勤電車で15分とか30分の勉強ではハッキリ言っておふざけの範囲かも知れない」と反省させられること必至です。
「将来字幕なしで映画が見れたらいいなあ」とか「海外旅行に行っても困らない程度になりたいなあ」くらいでは英語はモノにならないということをガツンと指摘された気分になります。
ただ、著者は東大出身で元の頭脳が違いすぎるのかも知れないので割り引いて読む必要もあるかもしれません。