ダーツ+ギャンブル=エンバンメイズ


ダーツブームはまだまだ続きそうだと感じさせる一冊の登場です。

その名も「エンバンメイズ」!ダーツのプロプレイヤーを主人公にした、命がけのダーツゲームが繰り広げられるマンガです。

勿論、ルールが分からなくても読めます。そのゲームごとに、超変則的なルールが設けられるからです!点数を隠されたり、毒ガスが用意されたり、はたまた迷路上のステージであったり、ダーツのルールを知っていてもあれ!?とビックリする展開が盛りだくさんです。

さて、あなたは億単位の莫大な借金を抱えてしまったら、どうしますか?

ステージに出てくるプレイヤーは、様々な事情や依頼者を抱えて、途方もない金額を賭けて戦うのです。当然、自らの名誉のために戦うプレーヤーもいますが、ここで闘うという事は裕福な生活を約束されているのです。そう胴元が取り仕切っているのです。

ボードの刺さったところの点数が上乗せされていく「カウントアップ」が引き分けである限り無限にゲームが終わらないステージでは、両者のプロの実力が試されるのではありません。何せ、彼らが的を外すという事は考えられないからです。

つまり、そのステージの本質は根競べなのです。

しかしステージに用意された相手プレイヤーは一癖も二癖もある規格外の人間たちばかり。そこで勝つために必要なのは、ダーツの技術でもなく、根競べでもなく、賞金の駆け引きでもありません。相手の「弱点」を見つける事なのです。

弱点は身体的なものも、精神的なものも、そして戦略の落とし穴であるものもあります。それが彼らの弱みでもあると同時に、強みでもあるのです。

ダーツが好きな人にも、命のかけひきが好きな人にも、もちろんマンガが好きな人にも、お勧めの一冊です。